不動産売却で意外と忘れがちな火災保険の解約、一体どのタイミングで解約するのがベストなのでしょうか。
今回は不動産売却をご検討中の方、または控えている方に向けて火災保険の解約のタイミングや費用の返還はあるのかについてご紹介します。
不動産売却で火災保険はどうする?解約方法は?
マイホームなどの不動産を購入すると火災や水害などの災害に備えて火災保険に加入します。
火災保険は建物の火災はもちろん、水漏れや盗難、外部からの衝突などもカバーしてくれる保険です。
住宅ローンを利用する場合は火災保険の利用が条件となっている金融機関もあります。
火災保険は対象である不動産を手放すのであれば、当然契約は解除することになります。
自動的に新しい所有者へ引継ぎされることもありません。
また、不動産を売却しても保険会社には連絡はいかないので自動的に解約されるものでもありません。
そのためご自身で保険会社に連絡し手続きをふんで火災保険の解約をする必要があります。
不動産売却で火災保険を解約するタイミングはいつ?
不動産売却で火災保険を解約するタイミングはいつなのでしょう。
解約におすすめのタイミングは、引越し後でも売買契約成立後でもなく「新しい所有者への引き渡し後」です。
売買契後から引き渡しまでは約1ヶ月から長くて3ヶ月ほどの期間がありますが、その間に災害が発生した場合慣例では補償は売主がすることになっています。
引き渡しまでの期間がたとえたった数週間であっても、火災や水害などの災害はいつ発生するか予測できることではありません。
そのため引き渡して名義を移転するまでは火災保険を継続しておきましょう。
不動産売却で火災保険を解約したら保険料は返還される?
不動産購入時に加入する火災保険は10年間分などをまとめて一括で支払っているケースも多いです。
不動産売却時にまだ契約期間が残っている場合、その分の保険料が返還されます。
どのくらい返還されるのか、その金額の計算方法は契約している保険会社によって異なります。
一般的には契約ごとに定められた返戻率を一括で支払った金額に掛け合わせると、返戻金が計算できます。
具体的な金額が気になる方は事前に保険会社に連絡して確認しておくことをおすすめします。