平屋といえば、高齢の方が住みやすい家としてのイメージを持つ方も多いと思いますが、近頃ではシンプルな生活を好む若い方からも人気が増加しています。
今回は、平屋を購入していからリノベーションして住む場合のメリット・デメリットについて解説します。
リノベーションの費用相場や注意点についても解説しますので、平屋の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
平屋をリノベーションして住むメリット・デメリット
平屋の購入を検討する場合は、住んでからわかるメリットやデメリットについても確認しておきましょう。
平屋のメリット
平屋に住む場合は、下記のような3つのメリットがあります。
子育てがしやすい
ワンフロアで暮らせる平屋は、階段がなく移動がスムーズなため、子育てがしやすいといったメリットがあります。
家族との距離が近くいつでも気配を感じられるので、家事や仕事をしながら子どもを見守ることもできるでしょう。
リビングを囲むように部屋を配置すれば、自然と家族がリビングに集まる家になるので、子育て世代にも平屋はメリットの多い住宅です。
老後まで暮らせる
階段がなく移動がしやすい平屋は、バリアフリー可もしやすく、老後まで住みやすいことがメリットです。
最初から水回りや寝室すべてがワンフロアに収まっているので、リノベーションも低予算で済む可能性があります。
2階建てと違い階段や通し柱がないので、リフォームがしやすく、ライフスタイルの変化に合わせた間取り変更が可能です。
屋根裏を活用できる
平屋は2階部分がないため、ロフトや屋根裏収納を作りやすいメリットがあります。
ロフトや屋根裏収納を設置すれば、収納スペースが増えるとともに居室を広々と活用できます。
勾配天井を利用したデザインや、吹き抜けを作ることで、開放感溢れる空間にすることも可能です。
平屋のデメリット
平屋に住む場合に、押さえておきたいデメリットをご紹介します。
プライバシーの確保が難しい
平屋は間取りの設計上、プライバシーの確保が難しいデメリットがあります。
子どもが小さいうちは良くても、受験生になれば、隣室からの音を気にせず勉強したと思うかもしれません。
そのため、受験や思春期を迎える子どもがいる場合は、部屋の間に収納や廊下を挟むなど、間取りの工夫することがおすすめです。
水害に弱い
洪水や床上浸水が起きたときに、平屋は逃げられる2階部分がないため、逃げ場を失う可能性があることがデメリットです。
道路より高く建設することもできますが、大規模な水害になれば不安な面もあるでしょう。
そのため、川や海が近い平屋を購入する際は、避難経路や避難場所を確認し、災害に備えたプラン作りが必要になります。
防犯対策が必要な場合がある
平屋は家全体が見渡せるため、2階建てよりもセキュリティ面で劣る場合があります。
通りから家が丸見えの場合は、門扉やフェンス、窓用シャッターを設置するなど、防犯対策を強化することも検討しましょう。
▼この記事も読まれています
こどもエコすまい支援事業を利用して新築一戸建てを購入!概要や流れとは
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
平屋のリノベーション費用
平屋のリノベーションではどのようなことができるのか、平屋のリノベーション施工例や費用相場について解説します。
平屋の内装工事
平屋の部分的なリノベーション費用は、基本的に2階建てと変わりません。
一般的なリノベーションにかかる費用の相場は、以下のとおりです。
●キッチン交換:80〜120万円
●洗面台交換:20〜50万円
●トイレ交換:20〜40万円
●浴室交換:80〜120万円
●壁紙・フローリング交換:200〜300万円
上記が一般的な内装工事にかかる費用相場になりますが、水回りの位置を変えるといったスケルトンリノベーションは、1,500〜2,000万円程度かかる場合もあります。
平屋によっては必要な場合もあるリノベーションの費用相場
古い平屋の場合は、耐震補強の工事や外壁、屋根の補修などが必要なケースもあります。
また、介護のために必要なバリアフリー工事や、防犯面を強化することもあるでしょう。
場合によっては、必要になるリフォーム・リノベーション費用は以下のとおりです。
●耐震リフォーム:25〜300万円
●手すりの設置・段差解消:1〜15万円/か所
●外壁:20〜350万円
●屋根:15〜260万円
目隠しフェンス:1万2,500円〜2万7,000円/m(アルミ製)
外部からの侵入を防ぐ対策では、門扉(19〜36万円)や門柱(10〜20万円)を設置することもおすすめです。
平屋のリノベーションでできること
平屋をおしゃれなデザインにしたい場合は、和モダンのデザインを取り入れてリノベーションをする方法もあります。
和モダンのデザインは、現代的なデザインや洋風テイストも取り入れられるため、ただの和風建築とは異なるスタイリッシュなインテリアを楽しめます。
収納や居住スペースが足りない場合は、ロフトを増設することもおすすめです。
ロフトがあれば収納スペースや子ども部屋として活用するなど、さまざまな用途に利用できます。
土地の広さに余裕があれば、増築して居室を増やす方法(33〜39万円/畳)もあります。
また、希望の場所に平屋がない場合は、2階建てを平屋にリノベーションする減築工事をすることも選択肢の1つです。
減築工事の費用は40万円〜2,700万円程度かかり、家の広さや内装外装をどこまでやるのかによっても異なります。
▼この記事も読まれています
建売住宅と注文住宅の違いとは?向いている方の特徴も解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
平屋をリノベーションするときの注意点
平屋をリノベーションする際は、どのような点に注意すれば良いのか、平屋リノベーション時の注意点について解説します。
注意点①事前に建物の診断や地盤調査をおこなう
そもそも地盤が弱く2階建てが建てられないことが理由で、平屋を建てているケースもあります。
そのため、平屋を購入する際は、地盤の調査をおこない、必要な場合は地盤の基礎工事や改良工事を済ませておくと良いでしょう。
また、古い平屋の場合は、事前に耐震性や耐熱性、雨漏りなどの改修工事が必要がどうか、事前にチェックすることが注意点としてあげられます。
建物の状態をしっかりと把握することで工事が必要な箇所がわかり、リノベーションのプランも立てやすくなります。
リノベーションを依頼する会社と連携を取りながら、リノベーションが必要な箇所を確認しておきましょう。
注意点②生活動線を意識した間取り
平屋を間取り変更する場合は、生活動線を意識したリノベーションをすることが注意点です。
平屋はトイレや浴室などの水回りがすべて1階に配置されるため、水回りの近くに寝室があると、夜に音や光で眠れないこともあるかもしれません。
また、プライバシーを大切に考える場合は、廊下を挟んで部屋を配置するなどの工夫が必要になるでしょう。
注意点③補助金・助成金が利用できるか確認する
リノベーションをする場合は、国や自治体が提供している補助金・助成金制度が利用できるか確認しておきましょう。
自治体によって受けられる制度は異なりますが、耐震や耐熱工事、バリアフリーの工事のリノベーションでは、利用できる自治体が多いです。
制度によって、受付期間や利用要件が定められているため、希望のリノベーションに活用できるか事前にチェックしておきましょう。
▼この記事も読まれています
共有名義で不動産を購入するメリット・デメリットについて解説!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
まとめ
階段がなく移動がしやすい平屋は、幅広い年齢の方が住みやすいメリットがありますが、防犯対策やプライバシーの確保が必要なケースもあります。
居室スペースを広げたい場合は、ロフトを設置することで収納や居室スペースを広げることが可能です。
リノベーションをする際は、国や自治体の助成金・補助金制度が利用できるか確認することを注意点として知っておきましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む