中古住宅は、内覧してから購入できることがメリットです。
新築住宅の場合は完成前に購入することも多く、実際の物件を見て購入できるのは中古住宅ならではでしょう。
この記事では、そんな中古住宅のメリットを活かし、内覧の基礎知識をはじめ、チェックポイントや売主に確認しておくことを解説していきます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
中古住宅購入時の内覧における基礎知識
中古住宅に足を運んで内覧をする際には、必要な持ち物を持参し、売主に対してのマナーを守りましょう。
ここでは、内覧の基礎知識について解説します。
基礎知識①:中古住宅の内覧とは
中古住宅の内覧とは、実際に住宅を購入する前に、現地を訪れて物件の内部を確認することです。
通常、売り出し物件に対して、不動産会社を通じて内覧を希望します。
中古住宅はまだ住人がいる場合も多く、内部を確認する機会は制限されてるため、内覧は限られたチャンスだといえるでしょう。
基礎知識②:内覧に必要な持ち物
内覧には、スマートフォン、間取り図、筆記用具の3つが必要です。
スマートフォンには、カメラやメジャー、メモ、懐中電灯などの機能が備わっており、内覧時に活躍します。
スマートフォンでは不安な場合は、カメラや方位磁石、メジャー、懐中電灯などを持参するといいでしょう。
間取り図と筆記用具は、不動産会社から借りることも可能です。
これらの物を持って内覧に行くことで、内部の状態や寸法を詳細に記録でき、後で確認するときに役立ちます。
基礎知識③:内覧時のマナー
中古住宅の内覧をする際には、マナーに気を付けましょう。
内覧時のマナー違反は、売主に良くない印象を与える可能性があります。
売主が立ち会う場合は、必ずあいさつをし、写真を撮影する際には許可を得るよう心がけましょう。
小さなお子さまが同伴している場合は、目を離さず注意なさってください。
また、直接売主と価格交渉をおこなうことや、競合物件について話題にすることは避け、売主にとって迷惑とならないよう、心遣いを忘れずに行動することが大切です。
とくに条件の良い物件では、売主の印象次第で物件の売却が決まることもあるため、売主に好印象を持ってもらえるような行動を心がけます。
▼この記事も読まれています
こどもエコすまい支援事業を利用して新築一戸建てを購入!概要や流れとは
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
中古住宅購入時の内覧で押さえるべきチェックポイント
内覧はご自身の目で物件を確認できる、限られたチャンスだからこそ、有効に活かしましょう。
次に、中古住宅購入時の内覧で、押さえるべきチェックポイントについて解説します。
外観のチェックポイント
まずは購入予定の中古住宅の外観をチェックしましょう。
重要なポイントは「屋根」「外壁」「軒裏」「基礎」の4つです。
とくに、外壁や基礎にはひび割れがないかを注意深く確認しましょう。
ひび割れは、雨漏りや建物の傾きの兆候です。
屋根や軒裏も、損傷や塗装のはがれがないか、雨どいの破損はないかなどの状態を確認しましょう。
外観のメンテナンスは10年周期だとされており、マンションなら大規模修繕、一戸建てなら外壁塗装などの対応が必要です。
内覧時、外観のメンテナンスもおこなわれているか確認します。
室内のチェックポイント
入室時には、玄関ドアの開閉や床の水平を確認しましょう。
床が傾いている場合は、先述の外観のチェックポイントでご紹介した、基礎のひび割れなど建物に問題があることがあります。
壁やクロス、キッチンの状態もチェックし、においや湿気も注意深く確認しましょう。
とくに、においは現地でしか分からないことの一つで、カビくささがあれば、湿気で家が傷んでいたり、雨漏りしていたりする可能性があります。
また、間取り図で見ただけでは収納の使い勝手は分からないため、売主が在宅であれば了承を得たうえで、収納スペースや押し入れも開けられるか所は開けてみます。
さらに、カビや湿気がないかを確認し、窓や扉の開閉もスムーズかどうかを確かめましょう。
専門家に依頼するチェックポイント
しっかり内覧したつもりでも、素人では気つきにくい部分もあります。
床下や屋根裏などは、プロでなければ確認しにくいか所ですので、専門家に確認してもらうことが大切です。
とくに、床下や屋根裏は建物の状態を正確に把握するために重要な場所です。
インスペクション(住宅診断)の専門家によるチェックを受けることで、より安心して購入の判断ができます。
周辺環境のチェックポイント
物件だけでなく、周辺環境の確認も重要です。
周辺の治安や生活環境を確認することは、快適な暮らしを送るために欠かせません。
近隣のスーパーマーケットや病院、学校などのアクセスや評判もチェックしましょう。
お子さまがいる家庭であれば、公園だけでなく、室内で子どもを遊ばせられる施設がないかもチェックポイントになります。
また、内覧時には近所の住民や地域の雰囲気など、周辺環境についても質問してみましょう。
売主と境遇が近ければ、そういった生の声も購入を検討する上で役に立ちます。
▼この記事も読まれています
建売住宅と注文住宅の違いとは?向いている方の特徴も解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
中古住宅購入時の内覧で売主に確認しておくこと
内覧のチェックポイントでは、主に中古住宅の外観や室内で確認すべきことをご紹介しました。
売主がまだ住んでいる物件であれば、内覧は直接売主へ質問できるまたとない機会です。
最後に、中古住宅の内覧時に売主に確認しておくことを解説します。
近隣環境について確認する
一戸建ての場合、近隣や町内会の雰囲気を知るためにも、売主に聞いてみましょう。
昔から住んでいる方が多い町内会と、新しい住人が多い町内会では雰囲気もかなり変わります。
地域の結びつきの強さやイベントの有無は、実際に住んでみないと分からないポイントです。
マンションの場合は、隣人だけでなく上下階の状況も確認しましょう。
騒音問題などのトラブルの有無や、どんな住人が暮らしているのか把握しておくと役立ちます。
過去の災害状況・避難場所について確認する
地震や台風など、災害に関する情報も聞いておきたいところです。
売主に直接聞く際は、根掘り葉掘り聞くのではなく、過去の被害状況や避難場所について軽く尋ねましょう。
また、不動産会社に確認することで、よりスムーズに情報を得られます。
万が一のため、地域の緊急避難場所や、過去の災害対策についても確認しましょう。
引渡し希望時期について確認する
中古住宅の引渡し時期は、売主との調整が必要です。
希望する入居時期がある場合は、内覧時に不動産会社を通じて確認しましょう。
一般的に、契約成立から引渡しまでには1か月半〜3か月の期間がかかることが多いです。
引渡し時期が合わない場合には、不動産会社を通じて交渉することもできます。
物件を売却する理由について確認する
売主に確認できるのであれば、売却する理由を尋ねてみましょう。
売主が物件を手放す理由は、購入者にとって重要な情報源となります。
売却理由はプライバシーに関わるため、控えめな質問が適切ですが、2020年の不動産取引法改正により、売主は情報を隠してはいけない義務があります。
プライバシーに踏む込みすぎず、失礼のない範囲で、聞くべきことをきちんと質問するようにしましょう。
▼この記事も読まれています
共有名義で不動産を購入するメリット・デメリットについて解説!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む
まとめ
中古住宅の内覧では、必要な持ち物を持参し、売主に対してのマナーを守りましょう。
内覧時のチェックポイントとして、外観では屋根や外壁の状態を、室内では床の水平や湿気を確認します。
売主には近隣環境や災害状況、引渡し時期、売却理由などを丁寧に聞くことで、中古住宅のを購入を決断する手助けとなります。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東海市の売買戸建一覧へ進む