
ベランダは、どこの家庭にも必ず設置されているものではありません。
なかには後付けを希望する方もいますが、工事をして設置できるものなのでしょうか。
今回は後付けをする際の目的や、工事の際の注意点などを解説していくので、今後の参考にしてみてください。
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ベランダは後付けできる?

そもそもベランダは、自宅に後付けできるものなのでしょうか。
以下で可否について解説します。
後付けは可能
新築時にベランダが設置されていない場合、工事をおこなって後付けが可能です。
設置する場合、庭に柱を立てて設置するタイプや、屋根に直接ベランダを設置するタイプなどがあります。
どの方法を選択するかによって、仕上がりはもちろんかかる費用も異なるため、明確なイメージをしたうえで業者に依頼しなくてはなりません。
また、もっとも大切なのが、建ぺい率や容積率などです。
これらが建築基準法を満たしていないと、ベランダを設置できません。
建ぺい率は、敷地面積に対する建築面積の割合を表しています。
また、容積率は敷地面積に対する床面積の割合です。
これらを事前に調べておき、工事をおこなっても基準法に違反しないか確認しましょう。
素材選びも重要
素材によって品質や見た目などが異なります。
大きく分けると木製と金属製がありますが、どちらもメリットとデメリットがあるため、特徴を理解したうえで選ぶのが大切です。
たとえば金属のなかでもスチールは安価で、施工費用の削減におすすめです。
しかし、サビやすい傾向にあるため、メンテナンス費用がかかる場合があります。
また、レッドシダーやイプレスなどの天然木は、比較的自由にデザインできるため、見た目にこだわりたい方に向いています。
しかし、害虫が発生しやすい、腐りやすいなどのマイナスポイントもあるため、対策が必須です。
建物とのバランスの考慮を
後付けの際に建物のデザインを考慮しないと、外観がちぐはぐに仕上がってしまいます。
たとえば建物がヨーロピアンな雰囲気なのに、ベランダがレトロな雰囲気だと、家の統一感が失われてしまうでしょう。
そのため、基本的には建物の雰囲気に合わせてデザインを決めるのがおすすめです。
質感や色など、建物に合わせてデザインすれば、全体的にスタイリッシュな仕上がりになります。
とくにおすすめなのが、ベランダを外壁と同じ色に塗装する方法です。
同系色にすると全体的にまとまって見えるため、違和感がありません。
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ベランダの後付けをする目的

ベランダは一般的に何を目的として後付けされているのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
洗濯物を干すため
洗濯物を干すのを目的に、ベランダを設置する家庭は少なくないです。
風通しが良い場所に洗濯物を干せばすぐに乾くため、家事の負担を軽減できるでしょう。
洗濯物を干す場所がないと、洗濯機の乾燥機能を使うか、部屋干しをするかの方法しかありません。
しかし、洗濯機の乾燥機能は光熱費がかかりやすく、衣類にも負担になります。
また、衣類によっては乾燥機能を使用できない場合もあります。
部屋干しをすると雑菌が繁殖しやすく、特有のにおいが発生するケースが多いです。
ジメジメした季節になると、お家ではなかなか洗濯物が乾かず、湿った状態が続く可能性もあるでしょう。
このような問題を解決する目的で、バルコニーを設置する家庭もあります。
カーポートバルコニーにする
駐車場の上にベランダを設置して、カーポートバルコニーにする方もいます。
カーポートバルコニーとは、カーポートの屋根となる部分をバルコニーにしているものです。
屋根付きのガレージをイメージすると分かりやすいでしょう。
カーポートバルコニーはその名のとおり、カーポートとバルコニーの要素がどちらも含まれているため機能的です。
敷地内のスペースを有効活用できるため、ベランダと便利な駐車場の両方を求めている方におすすめです。
比較的敷地の面積が小さくても、カーポートバルコニーなら駐車場とベランダを両方手に入れられます。
日当たりの改善
もともと設置されていたバルコニーの日当たりが悪い場合、改善目的で再設置されるケースがあります。
新築当初は問題ないように見えていても、実際に生活してみるとベランダの日当たりが悪く、不便を感じてしまうのです。
ベランダの日当たりは、先述したように洗濯物の乾き方にも影響を与えます。
せっかくバルコニーがあっても、日当たりが悪くジメジメしているなら、洗濯物を乾かすことができないでしょう。
バルコニーを再設置すれば、洗濯物が乾きやすくなるのはもちろん、日向ぼっこをしたりバーベキューをしたりなど、さまざまな用途に利用できます。
より豊かな暮らしをするために、後付けを考える方は少なくありません。
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ベランダの後付けをする場合の注意点

バルコニーを後付けする場合、どのような注意点を意識すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
建ぺい率と容積率を確認する
後付けをする際の注意点として、建ぺい率と容積率を超えないか確認する必要があります。
先述したように、建ぺい率と容積率が超えている場合、建築基準法違反となってしまうためです。
そもそも建築基準法とは、建物の安全性を守るために定められた法律です。
建築基準法に違反するとペナルティが課せられるのはもちろん、建物の安全性を保てなくなります。
なかでも注意したいのが、建ぺい率です。
建ぺい率は、住宅の場合低く設定されているのが一般的なため、バルコニーを設置すると建ぺい率を超えてしまう可能性があります。
しかし、壁から突き出している長さが1m未満であれば、建築面積には含まれないルールになっています。
もしバルコニーを後付けしたい場合、事前に建ぺい率と容積率に十分な余裕があるかを確認してください。
建築確認申請をおこなう
一般的にバルコニーを設置する場合、建築確認申請手続きが必要です。
建築確認申請とは、建ぺい率と容積率が基準を超えていないか確認するために必要な手続きです。
手続きをおこなう場合、工事を依頼するリフォーム会社に申請をしてもらいましょう。
専門家が細かく調べてくれるので、正確な値を確認できます。
ただし、確認申請には代行費用として20万円以下の費用がかかります。
費用負担を少しでも軽減したい場合は、建ぺい率や容積率を超えない範囲内で工事をおこないましょう。
他のリフォームと同時に依頼する
もし他にリフォームしたい箇所がある場合、同時に施工を依頼すると、費用負担を抑えられます。
とくに2階にバルコニーを設置する場合、足場が必要になるため、その分の作業代が追加でかかります。
そのため、足場がないとできない作業を同時に依頼したほうが、リフォームにかかる合計費用を削減できるのです。
足場を必要とする作業として、一般的に外構工事や屋根・外壁などの塗装が挙げられます。
これらのリフォームも希望しているなら、バルコニーの後付けと同時に依頼してみましょう。
ただし、結果的にリフォームにかかる費用を抑えられるものの、一度の工事で支払う金額は高くなります。
工事をおこなう前にマネープランを立てて、問題ない範囲で依頼しましょう。
また、費用を安くするためには、バルコニーの素材選びも重要です。
品質と価格のバランスを見ながら、最適なプランを考えてみてください。
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まとめ
バルコニーは後付けができるものの、建ぺい率や容積率などに注意が必要です。
設置すれば日当たりの改善や敷地面積の有効活用などのメリットもあります。
洗濯物を干せずにお困りの方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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大須賀 稔章
保有資格
- ・宅地建物取引士
- ・建築プロデューサー





