一戸建ての購入をご検討中の方のなかには、価格などの理由から中古住宅の購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中古の一戸建てにはメリットもあればデメリットもあるため、満足できる物件に出会うためには選び方やポイントを把握したうえで物件探しを進めることが重要です。
この記事では、中古一戸建てのメリット・デメリットや選び方、失敗しないためのポイントをご紹介します。
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中古一戸建てを購入するメリット・デメリット
中古住宅とは、竣工から1年以上が経過しているまたは過去に誰かが居住したことのある住宅のことです。
買い手にとってはメリットもあればデメリットもあるので、両方を把握したうえで購入を検討しましょう。
メリット
中古の一戸建てを購入する主なメリットは、以下の3点です。
●価格が安い
●物件の選択肢が多い
●実物を見てから購入できる
中古一戸建てのもっとも大きなメリットが、価格の安さです。
新築一戸建てと比べて価格が安いため、より広い住宅やより利便性の高い立地も選びやすくなります。
また、中古一戸建ては物件数が多く、豊富な選択肢のなかから選べる点もメリットの1つです。
築年数や立地条件、間取りなどの条件もさまざまなので、ご自身の好みやライフスタイルに合ったものを選べるでしょう。
さらに、実物を見て納得したうえで購入できるので、「イメージと違った」という失敗をするリスクがありません。
中古住宅の購入後にリノベーションすることもでき、ご自身の理想に近いマイホームを手に入れられます。
デメリット
一方、中古一戸建ての購入には以下のようなデメリットがあります。
●建物や設備が劣化しているおそれがある
●構造部分の状態が確認できない
●住宅ローンの審査が厳しくなる
築年数が経過すればするほど、中古一戸建ての住宅そのものや設備などが劣化する点がデメリットです。
劣化状況によっては、早い段階でメンテナンスが必要になるでしょう。
また、構造部分のように表面から確認できない部分の状態がわからない点もデメリットとして挙げられます。
リフォームのために解体した結果、構造部分の劣化が発覚し、補修のための追加費用がかかってしまうケースも少なくありません。
さらに、新築住宅と比較すると住宅ローンの審査が厳しくなってしまう点もデメリットの1つです。
中古一戸建ては新築より価格が安く、金融機関から担保価値が低く見積もられてしまうため、住宅ローンの条件も厳しくなる可能性があります。
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中古一戸建ての選び方
選択肢が豊富な中古一戸建ては、その選択肢の多さゆえにどうやって選べば良いのか悩んでしまうケースも少なくありません。
中古一戸建てを選ぶ際に知っておきたい選び方をご紹介します。
選び方①物件の前提条件を把握する
まずは、購入を検討している物件の前提条件を確認しましょう。
とくに確認しておきたいのが、売り出された理由や土地の状態です。
売り出された理由は、転勤をはじめとした売主の都合であればとくに問題はありません。
しかし、中古一戸建てのなかには、隣に高い建物ができて日当たりが悪くなったなどの理由で売り出されるケースもあります。
とくに、築浅でありながら相場よりも価格が安い物件は何らかの問題がある可能性が高いので注意しましょう。
また、土地の権利関係や敷地の境界など、土地の状態も重要なポイントです。
敷地の境界があやふやな場合、隣人とのトラブルに発展するおそれがあります。
設備関係
建物そのものの状態にくわえて、設備関係のチェックも入念におこないましょう。
とくに確認しておきたいのは、水回りの状態です。
配管の割れや水漏れは柱や梁などを腐らせるため、とくに注意が必要です。
浴室をチェックする際には、タイルの目地や窓の周りに隙間ができていないかどうかを確認することをおすすめします。
また、電気の容量も確認しておくと安心です。
最近建てられた物件であればさまざまな家電に対応できるような配線がされていますが、古い物件では電気の容量が足りないケースがあります。
耐震性
中古一戸建ての選び方において、耐震性は避けては通れないポイントです。
物件の耐震性を考えるうえでの目安の1つが、建築確認申請がおこなわれた時期です。
建築確認申請が1981年5月31日以前の場合は旧耐震基準、同年6月1日以降は新耐震基準で建築されています。
さらに、2000年6月1日以降に建築された物件は、新耐震基準のなかでも現行基準に即して建築されています。
旧耐震基準で建築された物件がすべて危険というわけではありませんが、耐震性にリスクを抱えている可能性は否定できません。
購入を検討している物件が旧耐震基準で建築されている場合、耐震診断や耐震補強を過去におこなっているかを確認しておきましょう。
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中古一戸建ての選び方で失敗しないためのポイント
選択肢が多く条件がさまざまに異なる中古一戸建てだからこそ、選び方で失敗しないためにはポイントをおさえることが重要です。
中古一戸建ての選び方で失敗しないためのポイントをご紹介します。
既存住宅売買瑕疵保険を利用する
既存住宅売買瑕疵保険とは、中古住宅の検査と保証をセットにした保険です。
保険に加入するには建築士の検査に合格する必要があるので、安全性が確認された物件を購入できます。
もし購入後に住宅に欠陥が見つかった場合も、修理費用の保険金を受け取れるので安心です。
中古住宅の瑕疵担保期間は個人間売買の場合3か月程度が一般的ですが、既存住宅売買瑕疵保険に加入すれば保証期間が2年または5年に延長できるのもメリットの1つです。
加入には7万円~15万円ほどの費用がかかるため、加入を条件として購入を検討していることを売り手に伝えると良いでしょう。
ホームインスペクションを利用する
ホームインスペクションとは、住宅診断のプロであるホームインスペクターに住宅を診断してもらえるサービスです。
中古住宅の購入時には劣化状況や安全性の確認が重要なポイントですが、ご自身ですべて判断するのは困難です。
そんなとき、ホームインスペクションを利用すれば、第三者の目線から住宅の状態を確認してもらえます。
修繕が必要な部分や劣化している部分がわかるので、中古住宅の安全性が確認できるだけでなく、リフォームにかかる費用を計算する際の目安にもなります。
ホームインスペクションにかかる費用は5万円~10万円ほどが目安で、それほど高額な金額がかかるわけではありません。
購入する中古一戸建ての安全性をご自身で確認するためにも、ホームインスペクションを依頼すると良いでしょう。
断熱・耐震性能を確認する
住宅の断熱性能は、快適に生活するうえで欠かせないポイントです。
断熱性能が低い住宅では、室内の温度を一定に保つために冷暖房を使用する必要があり、電気代が高くなってしまいます。
また、耐震性能は家の安全性に直結するものであり、中古住宅の購入前には確認が欠かせません。
断熱・耐震性能を確認しておけば、住宅の安全性や快適性だけでなく、将来的なリフォームの必要性とコストの予測ができます。
中古住宅の断熱・耐震性能は住宅性能評価書などで確認できるので、購入前に忘れずに確認しておきましょう。
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まとめ
中古一戸建てには価格が安く選択肢が多いなどのメリットがある一方、建物や設備が劣化している可能性があるなどのデメリットも存在します。
選択肢が多く条件がさまざまな中古一戸建てだからこそ、選び方やポイントをしっかりと把握したうえで物件選びを進めましょう。
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