「マイホームを自分好みにリノベーションしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
リノベーションといえば水回りや居室の改修をイメージしがちですが、近年は「土間」を作るリノベーションも人気を集めています。
そこで今回は、「土間」とはなにかをご説明したうえで、リノベーションで土間を作るメリット・デメリットと費用相場を解説します。
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リノベーション前に確認!「土間」とはなにか
土間とは、土足のまま出入りできる、屋内にあるスペースのことをいいます。
屋内ではあるものの、足元は土の状態だったり、タイル張りだったりと、床を張っていないことが特徴です。
日本での土間の歴史は古く、縄文時代の住居は土間のみの間取りでした。
伝統的な日本家屋などで、土やコンクリートの上に台所が設置されている間取りを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
土間の使い方はさまざまですが、台所や農具置き場として使われてきた歴史があります。
しかし暮らしの西洋化にともない、土間のある家は減少していきました。
なぜ今「土間」の人気が高まっているのか
一度は廃れかけた土間ですが、実用性の高さとコロナ禍での在宅時間の増加などから、近年再び注目を集めています。
そもそも土間は、台所や農具置き場に象徴されるように、居住スペースとは異なる作業スペースとしての役割を担っていました。
床を張っていないため作業をしても汚れが目立ちにくく、土足で出入りできる手軽さがあり、さらにある程度の広さがあるため多くの荷物を収納できます。
またコンクリートを打ちっぱなしにしてモダンな印象にしたり、和洋折衷のレトロでおしゃれな空間を演出したりと、内装によって大きく印象を変えることも可能です。
実用性の高い作業スペースがほしい方、在宅時間を充実させたい方、自分らしい空間の使い方をしたい方などから、土間は人気を集めています。
土間の使い方
かつては台所や農具置き場などとして使われていたように、土間の使い方はさまざまです。
リノベーションで作った土間の使い方の一例をご紹介します。
玄関
ベビーカーや大型の荷物などを収納できる、やや広めの玄関として土間を利用するケースです。
ネットショッピングの商品を一時的に保管するスペースとしても使用できます。
趣味のスペース
土間は、筋トレスペースやアトリエ、子どもの遊び場、ガーデニングスペースなど、趣味や家族構成に合わせた使い方ができます。
とくに、床が傷つきやすい道具を設置するスペースや、床が汚れやすい作業をするスペースとして人気です。
ガレージ
自転車やバイク、キャンプ用品などを置くガレージとして、土間を活用している方も多く見られます。
そのまま屋外に出られる点や、使用時に地面に直接触れる道具の汚れを気にせず収納できる点が魅力です。
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リノベーションで土間を作るメリット・デメリットとは
リノベーションで土間を作るおもなメリット・デメリットは、次のとおりです。
土間のメリット1:多用途に使える
これまでお伝えしたように、土間を作ると玄関や趣味のスペース、ガレージなど、さまざまな用途で活用できます。
これらは一例であり、アイデア次第でさらに多用途に活用できるでしょう。
子どもが小さいうちは屋内の遊び場、その後はガレージや物干しスペースなど、ライフステージごとに用途を変えるのもおすすめです。
リノベーションで土間を広く作り、一部はガレージ、一部はガーデニングスペースといったように、複数の用途に使うこともできます。
土間のメリット2:汚れが気になりにくい
土間は床を張っておらず、土やタイル、コンクリートなどのタフな素材でできています。
床に置くと汚れが気になる自転車やキャンプ用品、床が傷ついてしまいそうな重い筋トレ器具や荷物であっても、汚れや傷を気にせず収納できるでしょう。
万が一汚れても、掃除はほうきでサッと掃いたり、ホースで水を流したりするだけなので簡単です。
土間のメリット3:雨天時でも作業ができる
土間は屋内スペースであるため、雨天時でも作業ができます。
たとえ雨天でも作業を中止することなく、予定通り進められるのは、忙しい方にとって大きなメリットでしょう。
サンルームにすると、洗濯物を干すスペースとしても活躍します。
また屋内には収納できないものの、雨風にさらしたくない道具の収納場所としても役立つでしょう。
土間のメリット4:来客時にも安心
来客時にも、土間があると便利です。
靴を脱ぐ必要がなく、気軽なコミュニケーションスペースとして利用できます。
他人の家に上がるのは緊張する方や、居室部分に他人を上げることに抵抗がある方でも、土間であれば気にならないケースは少なくありません。
居室部分でパーティーなどを開くときには、土間を玄関や靴置き場として活用するのも良いでしょう。
土間のデメリット
土間は床を張っていないため、冬場に冷え込みやすい点がデメリットです。
また空調設備が付いていないケースが多く、夏場は湿気が溜まりやすい傾向があります。
さらに、リノベーションで土間を作る場合は、居室部分が狭くなる可能性がある点もデメリットです。
更地の部分に増築するケースもありますが、居室部分を減らして土間にあてるケースも少なくありません。
居室部分をしっかりと確保したうえで、土間を作る必要があります。
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リノベーションで土間を作るときの費用相場とは
土間はさまざまな用途に使えるため、希望する広さや設備は人それぞれです。
ここでは目安として、リノベーションで玄関に土間を作る場合と、更地に土間を増築する場合の費用相場を解説します。
リノベーションで玄関に土間を作る場合の費用相場
玄関に土間を作る場合の広さの目安は3畳程度、およそ4.86㎡です。
このくらいの広さであれば、費用は30万円~50万円、施工期間は1週間~2週間程度でしょう。
玄関に土間を作るリノベーションでは、まずリノベーション前にあった壁や柱などを撤去し、土間としての壁などを作ります。
その後、扉や棚、必要な設備などを付けて、土間としての利便性を高めます。
ただしこれは一戸建てのケースであり、マンションの玄関に土間を作る場合の費用は10万円以上が目安です。
マンションの床材や導入する設備によっては、100万円以上かかることもあります。
床の変更を禁止しているマンションもあるため、マンションをリノベーションして土間を作りたい場合は管理規約を確認しましょう。
リノベーションで更地に土間を増築する場合の費用相場
マイホームが一戸建ての場合は、リノベーションで敷地内に土間を増築することも可能です。
庭の一部を土間にあてたり、玄関の位置自体を変えたりと、用途に合わせた大幅なリノベーションができるでしょう。
この場合は、100万円前後の費用がかかるケースも少なくありません。
施工期間も2か月~3か月と、長期の工事が必要です。
リノベーションで土間を作るときの注意点
土間を作るリノベーションにかかる費用は、材料や設備の内容に大きく左右されます。
土間を作ると決めたら、まずは必要な設備や予算を書き出してみましょう。
必要な設備は人それぞれですが、土間のメリットである掃除のしやすさを生かすために、給排水設備を付けることをおすすめします。
また床材を表面のでこぼこが少ないタイルや石畳、モルタルなどにすると、より一層掃除が楽になります。
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まとめ
土間とは、屋内にある土足で出入りできるスペースのことです。
日本では古くから取り入れられてきたスペースであり、一時は廃れかけていましたが、近年再び注目を集めています。
リノベーションで土間を作ると、収納スペース付きの玄関や趣味のスペース、ガレージなどとして多目的に利用可能です。
3畳程度であれば30万円~50万円ほどの費用で作れるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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